鹿紙堂奇想譚

そらをふむ きみのあしおとを きいている

#創作2020_21 2020年振り返り

晦日となりました。今年は帰省しないので、年末年始感も薄く、淡々とやることをやっている感じなのですが、これはやらないとね。ということで #創作2020_21 の回顧編です。

 

同人小説書き・鹿紙路にとってどんな2020年だったか?

とりあえず2018年から継続している数字まとめの表を作りました。

※頒布冊数・執筆字数等のセンシティブ情報が含まれるので閲覧注意です。

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一昨年・昨年から比べてみると今年の特異性がわかりますね。

 

  • イベント参加回数

直接参加が2018・19年は7回だったのが、2020年は2回のみ。

委託参加は2019年が6回、2020年は5回(書店での販売含む。今年行われたオンラインイベントは除く)。

もともと2020年前半はイベントの直接参加予定が少なかったんですが(静岡文学マルシェは予定していた)、ご存じの通り春~初夏の同人イベントは軒並み中止となり、直接参加はゼロとなりました。

 

  • 頒布冊数

昨日まとめた時点では去年・一昨年の三分の一くらいかと思ってたんですが、今朝思い出して委託などを付け加えてこの数字となりました。『翼ある日輪の帝国』がよく売れた(自分比)去年と比べると、実に約60%減です。

 

  • 執筆字数

去年は10万字超えの長編を二作品新刊として発行したのですが(『日輪』については一昨年から書いていますのでその総字数よりは去年の執筆字数は少ないです)、今年も126,000字と60,000字の二作品を新刊として発行し、加えてこちらの記事のようなブログやエッセイ、読書感想文も書いたので、意外と増えてました。前年比約3万字増です。

 

年初計画との予実合わせ

  • イベント参加回数

目標:減らす。直接参加4つ

実績:減った。直接参加2つ

ということで達成ですが、とくに嬉しくない達成ですね(笑)。もうすこし地方イベントに出たかったしおいしいものや温泉を摂取したかった……

 

  • 頒布冊数

目標:特になし。現状維持

実績:現状は維持できなかった

その原因としては、去年の新刊で今年売っていきたかった『歌声』が、委託向きの作品ではなかった(価格が高い。題材が重い。厚い)のと、今年の新刊の直接頒布機会である文フリ東京でも頒布数が伸びなかったことがあると思います。この情勢下で、一般参加の方の数はかなり少なかったのでは。惨状というほどではなかったのですが、やはり行くのを控えた方が多かったと思います。

 

  • 執筆字数

目標:増やす。24万字

実績:増えた。21万字

目標には届きませんでしたが、増えるは増えました。新刊の総字数が予定より少なかった(いつも少なく終わる)ので、実績の数字はまあ仕方ないかな、という感じです。あとは四半期ごとの振り返り記事が地味に字数を稼ぎました。

 

  • その他こまごました生活習慣

いろいろ実践しましたが、

 

・フルタイムの仕事をする

→いちおう首にならず続いています!

 

・寝込まない

→月一ぐらいで寝込んでいたのですが、年末に至って薬を追加したらだいぶましになりました。

 

・就寝・起床時間を常時同じにする(土日は疲れているので起床はゆっくりになるのはOK。ただし寝る時間は一定)

→寝込まなくなったので気を抜きがち。そのせいで寝坊したりする。

 

ツイッターを15分以上見ない

→見がち。

 

・作業会主催、一人コワーキングスペース通い

→自分ふくめ二人の作業会は初夏から月一くらいでやっています。コワーキングスペースは最安のプランを契約し、月2回くらい通う形で、新刊が脱稿するまではやっていました(いまは一時退会中。再開もできるそうで)。

これはコロナで図書館の持ち込みPCスペースが閉鎖されたり、飲食店でも長居しづらくなったためにやり始めたのですが、情勢上、来年もやらざるをえないだろうな~という感じです。お金かかるな。母校の図書館は外部者利用がずーっと不可なので、資料も借りられないのでさらにお金がかかりますね……。

 

結論・2021年の目標

新刊二冊も出せばすべてが許される圧倒的達成感が得られる

という感じではあるんですけど(笑)、ドヤドヤ顔でばかりはいられず、幸運にも職にもあぶれなかったし、直接参加イベントがなくても執筆できる志向の性格であったことが功を奏した、ということですね。

去年から同じことを言っていますが、残念ながら人生はあまりに短く、書きたいものはあまりに多く、読みたい本は死ぬほど多い、ということで、ボヤボヤもしていられません。

その上新刊ができてもあんまり売りたい欲が湧いてこないんですよね、最近。宣伝とか根回しとか正直めんどくさい。それより本読んだり小説書いたりしたい。いや、刷っちゃったり製本しちゃったりしたものは売れて欲しいんですけど「売りたい」より「売れて欲しい」んで……。特に委託やオンラインのイベントだと宣伝が命という感じなんですけど、そこらへん、情勢と自分の欲求があまりかみあっていない。う~ん。ということで、来年は再開された直接参加イベントに、ちいさいものでも三、四ヶ月に一回くらいは参加したいかな、という気分です。ただ、関東圏以外のイベントは情勢上参加できるか不透明だし、関東圏のちいさいイベントというとTAMAコミですが、一次創作オールジャンルなので文章系は厳しい感じなので、どうだろ……なにもかもわからない……という思いですね。 

ただ、来年は厚くて高い新刊を秋の文フリ東京で出す、という欲求は確定しており、情勢をみつつその他のことは決めて、粛々と執筆に励みたいと思います。

来年の新刊は東アフリカが舞台、三つの時代を相互共鳴させる歴史物というか歴史SFというか、というものになりそうです。総字数が20万字を超えるのが目標。

箇条書きで言うと、2021年の目標は、

  • 秋の文フリ東京で20万字超えの新刊を発刊する
  • 年間総字数24万字
  • 作業会やコワーキングスペース通いで執筆を継続する
  • 無理のない範囲で体調を改善し、体調不良で仕事を休まないようにする
  • 既刊を売りたい欲求とは距離を置く
  • 生活リズムを一定にし、ツイ廃にならずに本を読む

くらいですね。多くなってしまいましたが、一番最初と体調面が一番大事です。

 

来年もよろしくお願い致します。