11月3日~5日 #zine展inBeppu お品書きもどき
こちらではおひさしぶりです。鹿紙路@製本工房でございます。わたしは全自動製本機ですうそです。このユニットはプロット担当鹿が暴走し製本担当紙が布をスリスリしてニヤニヤし階段写真担当路が階段写真を撮っているのですが……いま気づいたんだけど宣伝担当がいないな???? しょうがない、いまやるか……ということで三人で一丸となって宣伝文章を一文字ずつ交替で打っておりますうそです。
さて
ですが、全サークル委託参加のこのイベント、募集開始一日で満了となった申込戦争をなんとか勝ち抜け、わたしも参加いたします。
※なんか当日の前半二日くらいは現地にもいる予定。たぶん大半を温泉に浸かって養生して過ごすはず。
今回主催さまのサイトに寄せた拙サークル「イチオシのZINE」はこちら。
ずずいっとスクロールして頂いて、上から七個目ですね。
どーん!!!
これやで~。「しろたえの島、いつくしの嶺 一~六 帙付き」!! 小説 文庫サイズ 布張和綴じ 全六巻(約9万字) 二方帙(ブックケース)付き 4600円。
よんせんろっぴゃくえん!!!!!(どどーん)
こんな感じの見た目です。ぜひ現地でおさわりしてください。
現地に行けない方は
こちらをご利用ください!! 代行手数料600円、送料無料!! なんて太っ腹なサービスだ……。
ほかに四作品の展示販売がされる予定です。
『レッド・シーダー』短編恋愛小説 文庫判 30ページ 300円 手製本
北米を旅している女性写真家・賀東名緒は、ある村で秋を過ごす。
彼女に焦がれるのは、先住民系の小学校教師、あるいは、
山並みを渡り歩く白人のレンジャー。
うつくしい自然のなかでの一瞬の邂逅を描く。
草稿の全文公開↓
ツイッター上の感想まとめ↓
『掌編集』文庫判 12ページ 400円
掌編小説3編、詩1編を収録。
「塔」
その王国では最近、新王が即位した。 王は王弟であった頃から野心にあふれ、先王が死んだのも、彼の謀略によるものともっ ぱらの噂だった。 新王には幼なじみがおり、新しい宮殿の建築を任されていた。彼は優秀な建築家だった。
「ラグ、机、ランプ」
祖父は大層な家具好きだったが、大戦中の倹約令で持っていた家具のほとんどを手放したという。
「角持つ民」
私の一族は、氷河の下を通ってこの土地にやってきたのです。 暖流の上から吹きつける風が、雪嶺にぶちあたって厚い雲となり、大量の雨と霧を降らし、苔と地衣類が覆う、濃い緑の豊かな森が広がる土地でした。魚や獣や鳥、漿果や球根をとって暮らしていました。 あるとき南の平原から、一人の若者がやってきました。自分の一族が戦に負けて、命からがら逃げてきたというのです。気がつくと自分一人だけが生き残っていたということでした。
「家について」
光をしまい終わってしばらく経つ
二階の六畳には まだ においが残っている
ひれ伏すと
いぐさの一本一本に沁みわたった
あなたの体温を頬に感じる
鼻をおしあて 横隔膜をふくらませる
はらの中が黄色くなる
※簡易布張りソフトカバー、タイトルは表表紙に帯を巻くことで表現しています。
※納品予定は写真の三柄です。
『変人姫君と熱血騎士』A6変形(105×105mm) 300円
野涯国の王女ペトラは、本の虫。その日も聖堂付属図書館で本を読みふけっていた。彼女が図書館から出て出会ったのは直情径行の騎士。じつはふたりは旧知の仲で――
『野の涯ての王国』(「女王の結婚」「魔女と幻術王」)2作と世界観と一部登場人物を共通させたスピンオフです。2作を読んでいなくても大丈夫な、基本ほのぼのコメディ。
105mm×105mmの、手書き風イラストの入ったかわいい正方形の本。
草稿の全文公開↓
ねじ著『夜とカーテン 生き延びた二人のこと』文庫判 55ページ 500円
(装丁・印刷・製本:鹿紙路)
岸辺にたちずさむ、男と女。二人が見つめ続けるのは、対岸の「彼」――静謐な文章から、ゆっくりとドラマが立ちのぼる二編。
【あらすじ】
「夜とカーテン」
パン屋で売り子をする女。開いたばかりの薔薇のような男。そして、初老のひどく静かな彼。
「生き延びた二人のこと」
三人は十代で出逢い、彼と女は作家になった。二人と共に生きた男。そして、彼は死んだ――
※簡易布張りソフトカバー、タイトルは表表紙に縦に帯を巻くことで表現しています。
※3種類表紙があります(4種類あったのですが現在は3種類)が、内容は同じです。お買い物代行ご利用の場合は表紙を選択できません。
ツイッター上の感想まとめ↓
以上五作品でお待ちしております!! よろしくお願いします~!!
そして製本に戻るのであった……【続】